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女の子
地元の先輩からキャバクラで働かない?って誘われました。

先生
君まだ高校生だよね?だめだめ!

女の子
夜じゃないですよ!お昼にやってるキャバクラがあるんだって!

先生
それでもダメだよ!高校生はダメ!

いい服がほしい、いいコスメを使いたい、いいカバンがほしい。だから手っ取り早く高時給のところで働きたいって思ったこと、一回はあるんじゃないかな?

高時給のバイト先には、例えばキャバクラなんてあるよね。夜は外に出ちゃだめだから、お昼に営業しているキャバクラならいいんじゃないかって思うかもしれないけど、それも法律に違反することなんだ。

今日は、高校生のできるお仕事、できないお仕事を見ていこう。

高校生は働いていいの?

16歳から18歳の高校生は、小学生や中学生とは違って、基本的に自由に働くことができるんだよ。

たとえば、ファーストフード店のアルバイトとか、コンビニエンスストアとかで働いている子も多いんじゃないかな。

でもね、そんなときも必ずお父さんやお母さんの同意は必要だから、ちゃんとお父さんお母さんに報告をするようにしてね。秘密でアルバイトをしちゃだめだよ。お父さんお母さんは、お仕事先と君の間の労働契約を取消すこともできて、結果的にお仕事先にも迷惑をかけちゃう結果になるからね。

ちなみに、逆に、君がアルバイトをしたくないのに、お父さんお母さんが勝手にお仕事を見つけてきて、君を働かせることはできないから安心してね。

あと、注意してほしいのが、学校の校則だよ。校則でアルバイトが禁止となっていたり、アルバイトをするには学校に報告や届出をしなければならないとされていることが多いと思うんだ。

校則ではだめってなっているけど、法律でいいんだから、いいに決まっているなんて思わないでね。学校でのルールは、法律とは違ったルールであっても、学校内で決めることが許されているんだよ。もちろん体罰OKだとか、そんな無茶苦茶なルールはダメだよ。でもある程度自由に学校側がルールを決めることは許されているんだ。だからアルバイトを禁止するって校則があっても、それはルールとして通用するんだ。

ただね、今まで何も校則に違反したことがないのに、アルバイト禁止って校則を破ってしまったっていう場合に、いきなり退学処分にするなんて言われたら「きつ!」って思うよね?

ルールに違反した学生がいる場合でも、今までの違反した回数だったり、今までの処分の内容だったり、他の生徒への対応だったり、そういったことを考えて処分の内容は決めないといけないんだ。だから、いきなり退学処分だ、なんて言われたら、ちゃんと法律の専門家に相談しようね。 

高校生ならなんの仕事でもいいの?

高校生なら自由に働けるけど、じゃあお仕事の内容に制限がないかっていえばそうではないんだ。

まず、基本的に、深夜労働って呼ばれる、夜22時から朝5時までは働いたらダメなんだよ。普通の居酒屋で働くことはできるんだけど、お客さんが多かったりで、なかなか帰れない日があるかもしれないよね。でも22時を過ぎちゃだめだから店長とちゃんと相談をしようね。

また、深夜労働にならない時間のお仕事であっても、やってはいけないお仕事があるから簡単に紹介していくね。

まず、キャバクラだったり、バーだったり、お酒の席でお客さんを接待するお仕事は、風俗営業法って法律で、高校生はしちゃだめだよってことになっているんだ。キャバクラで働いてはダメな理由は、さっき言った深夜労働にあたるからじゃなくて、風俗営業法にひっかかるからなんだ。

つまり、時間の問題じゃなくて職種の問題なんだよ。だから、たとえお昼に営業をしている昼キャバって呼ばれる場所でも高校生は働いたらダメなんだ。

お酒の席がだめって聞いて、居酒屋のアルバイトも・・と思うかもしれないけど、飲食店や旅館なんかはアルバイトしてもいいから、居酒屋でのアルバイトは問題ないよ。安心してね。

他には、例えばとび職なんかも実はダメなんだ。厳密にいえば低いところだけで作業するならいいんだけど、5メートル以上の高い所で作業するお仕事はダメなんだよ。

あとは建物を建てたり、改築したりするときに組む足場屋さんなんかも禁止されているんだ。こういうお仕事を男の子は選びがちだから注意しようね。

こんな風に、高校生は、小学生や中学生と違って、自由に働けるんだけど、完全に自由ってわけじゃないんだ。

お金も大事だし、アルバイト自体はいい社会勉強になるから、決して悪いことではないと思うけど、まずは勉強、それが高校生のお仕事だから、頑張ってね。

結論
基本的に自由に働ける。
親の同意と校則には要注意。
やっちゃダメなお仕事もあるから注意する。

先生
アルバイトも勉強も部活も遊びも全部が充実した高校生活を送ってね。

 

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