最近は電子マネーやクレジットカードなど、現金を使わない場面も多くなってきましたね。
ビットコインなどの仮想通貨も現れてきました。
しかし、まだまだ日常では現金を使うことも多いところです。
今回は、大量の小銭を一度に使っていいのか?を中心に現金を使う際のルールを説明します。
お金に関する法律
国がお金を発行していて、造幣局というところが実際に製造していることは広く知られていと思います。
実は、お金に関しても法律でルールが決められています。
「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」(かへいのたんいおよびかへいのはっこうとうにかんするほうりつ)です。
例えば、小銭は、500円、100円、50円、5円、1円の種類と決まっています。勝手に55円硬貨を作ったりすることはできません。
大量の小銭の禁止
そして、大量の小銭の禁止のルールというものもあります。
「貨幣は、額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する。」というものです。
よく意味がわかりませんね?
簡単にいうと、一回のお支払いで使える硬貨は、1つの種類につき20枚まで!ということです。
例えば、100円のものを買うときに、5円玉20枚であれば使えますが、1円玉100枚で払おうとすると拒否されるということです。
大量の小銭が使われると受け取る方は確認する手間がかかり、迷惑になるからですね。
あくまで1つの種類につき20枚なので、小銭で支払える再上限は500円、100円、50円、5円、1円がそれぞれ20枚の合計13120円です!
小銭がいっぱいになったらどうするの?
あくまでも、小銭で一度に支払える量のルールですので、お札に関しては枚数に制限はありません。
小銭がいっぱいなったら銀行に行くと両替できますので、お札に変えましょう。
また、一度に支払える小銭に上限があったとしても、お店側がOKしてくれたら支払うこともできます。
拒否されれば素直に諦めなければなりませんが、小銭を計算できる機械があるお店ではOKしてくれるかもしれません。
勇気を出して聞いてみましょう。
さいごに
何よりも大切な視点は相手にとって迷惑かどうかというものです。
枚数以外にも、汚いお金や臭いお金を渡すと相手は嫌がると思いますので、気をつけましょう。
もしアルバイトでレジ打ちをしている際に大量の小銭持ってきて嫌がらせをするような人がいれば、ビシっと法律に使用禁止ですよ!受取拒否しても悪くないですよ!と教えてあげて、撃退してください。