アルバイト中、どうしてもトイレに行きたくなることはありますね。水分をできるだけ取らないようにしていても我慢できないときもありますし、お腹が痛いときもあると思います。
でも、トイレが女性兼用の場合、女子はトイレを使いにくいですね。。
自分の後に男子が入るのも気分的に嫌ですし、トイレ盗撮事件があったというニュースを耳にしたことがあります。
男女兼用のトイレ何て、この時代に許されるんでしょうか。
男女別々のトイレが必要
お店とアルバイトとのルールを決めた法律は一杯あります。その中でも、アルバイトがお店で働く上での、労働環境について決めたルールというものがあります。それが、労働安全衛生法(ろうどうあんぜんえいせいほう)という法律です。
この法律には、アルバイトがお店で働く上でのトイレのルールについても定めています。
そこには
トイレは、「男性用と女性用に区別すること。」というルールが定められています。
つまり、男女兼用のトイレはダメで、男女別々のトイレが必要です。というルールになっています。
ほかにも、女性の従業員が21人以上同時に働いているお店では、女性用トイレの数を2個以上にしなければならない、というルールもあります。
お店に女性用のトイレがなければどうすればいいの?
男女別々のトイレが必要!というルールがあることは分かってもらえたと思います。
そうはいうものの、お店が小さいし、今から女性用のトイレを作って欲しい。と言っても、実際作ってはくれないことが多いと思います。
では、どうするべきでしょうか。
お店に女性用のトイレがない場合は、お店の外にある女性用トイレを見つけて、その女性用トイレに行くことを認めて貰えるように店長と話をしましょう。
ほとんどの店長は認めてくれると思います。
トイレに行く時間は時給から引くと言われたら?
お店の外にある女性用トイレに行くことが認められたとしても、トイレが遠いなどの理由で、「トイレに行く時間は時給から引いとくからね!」と言われて、トイレに行っている時間、アルバイトの時給を減らすと言われたらどうでしょうか。このようなことは認められるのでしょうか。
実は、トイレに行く時間を時給から引いてもいいか、悪いのかというルールを決めた法律はありません。
でも、法律の世界では、ルールが決まっていない場合は、「常識」によって決めるという隠れたルールがあります。
じゃあ、「常識」的には、トイレに行く時間は時給から引くべきでしょうか。
そもそも、トイレに行かない人はいないですよね?
気を付けていても体調が悪くて急にトイレに行きたくなる時もあるよね?
トイレの時間って、そこまで長くないよね?
お店の中に女性用のトイレがないので、外に行くのはしょうがないよね?
ということで、「常識」的に考えると、トイレに行く時間は、時給から引いてはいけないという結論になります。
もっとも、トイレでスマホでゲームをしたり、サボっていたらダメなのは「常識」的に許されないですね。
トイレがない場合は、バイト中であっても別の場所でトイレが行けるよう話し合いましょう。
トイレに行く時間も時給が発生するので、給料もらえます。
バイト時間中お店以外のところでも、女性専用のトイレに行っていいか許可を取りましょう。