呪術廻戦、おもしろいよね!
妬みや恥辱、恨みなど人間の負の感情から生まれる呪いが実体化した存在「呪霊」が人々を苦しめている世界。それに立ち向かう主人公。かっこいい。
ところで、人を呪うって行為、それから法律って守ってくれるのかな?!
例えば、丑の刻参りって知ってる?
丑の刻参りは、藁人形にある人の恨みの念を込める呪法なんだよ。まずは藁人形を作って、白装束に着替えて、午前1時から3時の間に、神社の木にその藁人形を打ち付ける。しかもある人への恨みを込めて打ち付けるんだよ。これを7日間続けるんだって。怖すぎでしょ。
じゃあ、それで実際にある人が死んじゃったらどうなるの?!病気になっちゃったらどうなるの?!殺人罪?傷害罪?
結論からいうと、それは殺人罪でも傷害罪でもないんだ。一般的に考えて、藁人形に釘をいくら打たれても人は死なないでしょうって考えられているから、「不能犯」と呼ばれて、罰せられないんだ。
ただね、その恨んでいる人に「あんたのことを思い描いていつもいつも丑の刻参りしているのよ」って直接嫌がらせのように言って、その人をノイローゼにしちゃった場合は、傷害罪や脅迫罪が成立するよ。隠れてこっそりする分には法律違反にはならないってことだね。
じゃあ、丑の刻参りがなんの法律にも違反しないかっていうとそうじゃないから注意してね。神社に勝手に深夜に入って、神社の大切な木に藁人形を打ち付けているわけだから、不法侵入だったり、器物損壊だったりは成立するよ。
妬みや恥辱、恨みとか、負の感情が生まれたとき、その人に対して攻撃的になるんじゃなくて、自分自身の中でどうすればこの負の感情が消えるんだろう、この負の感情をばねに自分を変えられないかなって考える方がいいかもね!自分自身の「領域展開!」で対処しよう!