仲良い友達がいつも寝坊するから、電車もギリギリ乗ってくるんだよねー。
友達が電車に乗り遅れそうだから、ドアが閉まらないように傘挟んでも怒られるぐらいだよね？
乗り遅れて学校遅刻しちゃったらかわいそうだし！
善意だからいいよね？
日本の電車は時刻表通りほとんど遅れず動いてるよね。
外国では、時間通りに電車が来ないし1時間遅れとかも普通みたい。
日本人ってやっぱりマジメだね！
日本では、通学・通勤に電車を使ってる人も多いし、電車を守るため、そして電車を使うみんなのための法律があるんだよ。
鉄道営業法って法律ね！
いろんなルールが決められててね、切符をもってなくて電車に乗ると倍の値段の切符代を請求できるとか、映画みたいに動いてる電車から飛び降りたら30万円の罰金とかね！
今回大切なルールとして紹介したいのは、
①電車の出発の合図があった後は乗車できないっていう乗客側のルール
②電車の時刻表を決めないといけないルールや時刻表にある発車時刻よりも絶対に早く出発してはいけないっていうルールなど時間を正確に守るという電車の会社側のルール
の2つだね！
電車の会社にも正確に時間を守ることが求められてるし、乗客にも同じように求められてるんだね。
だから、車掌さんが出発の合図をしてドアを閉めたのに、仲のいい友達のためにドアが閉まらないように傘を挟むってのは電車の時間が遅れるのでダメなことなんだよ。
もしそれで友達が乗れても、その友達は①のルールに違反してるから法律違反になるね。内申点に影響したりトラブルになるかもよ。
善意でやったつもりでも、友達を傷つけることになったら嫌だしね。
もちろん、その友達だけではなく、ドアが閉まらないようにしたキミも法律違反になるんだよ。
②のルールが電車の会社にある以上、電車を動かすことや時間を守ることは、電車の会社の「業務」だね。
そうすると、その業務を邪魔することになるので、威力業務妨害罪っていう犯罪になってしまうみたい。
犯罪なんて大げさだと思うかもしれないけど、ドアの間に体や手、荷物を挟んでドアが閉まらないようにしな人が何人も逮捕されて罰金払ってるみたい。
電車に乗ってる何十人・何百人の人、時刻表通りの電車を待ってる何万人の人に迷惑かかることだしね。
仲良い友達のことを思ってやったことでも、よくよく考えると自分自身・その友達、周りの人にめちゃくちゃ迷惑をかけることもあるから、注意しないとね！
