友達との待ち合わせギリギリに間に合いそう。
駅から徒歩5分だからね!
え?全然5分じゃ着かないじゃん。10分以上かかりそう。遅刻だ~
こんなの詐欺じゃん!
それとも私が歩くの遅いだけかなー?
お店に行くとき、待ち合わせするとき、スマホで調べると徒歩5分とか時間が書いてあって、それを参考にするよね。でも、お店が遠いとお客さんがなかなか来てくれないから、駅から近いと思わせるために実際は徒歩10分かかるのに、徒歩5分って書いてたりするんだって!
ほかにも、空を飛べるわけじゃないのに、駅からお店までの直線距離を徒歩50メートルって書いたりしてるけど、実際は道がクネクネしているから、もっと時間かかる場合もあるみたい。
こんな嘘書いていいのかな?
結論としては、「悪いわけではない」ということみたい。
でも、「良いというわけでもない」らしい。
というのも、徒歩〇分っていうことに関する一般的なルールってないんだって。
でもね、家を買う時や家を借りるときは、しっかりルールがあるみたい。その理由は、嘘の表示をして人をだますのはよくないし、普通の人が間違った選択をしないようにっていう考えがあるからだよ。
このルールに基づいて、不動産屋さんでは、駅から徒歩5分の駅チカ物件!って広告が出されてるんだね。
確かに、家を買う時や借りる時のルールだけど、嘘の表示をして人をだましたらいけないことやみんなが正しい情報を知って選ぶことができるというのは大切だから、飲食店や服屋さん、美容院なんかも守って欲しいところだよね。
どんなルールかっていうのを紹介するね。不動産の表示に関する公正競争規約施行規則(ふどうさんのひょうじにかんするこうせいきょうそうきやくせこうきそく)っていう法律だね。
「徒歩による所要時間は、道路距離80メートルにつき1分間とする。」ってことみたい。
つまり、徒歩5分って書いてある場合は、距離としては、400メートルってことだね。もちろん、道路を歩いて行った場合の距離だから、直線距離ではないんだね。
人によって歩く速さは違うけど、20代の女性が1分歩くと115メートル進むっていう平均があるみたいだから、平均の歩く速度よりも余裕をもってルールが考えられるみたい。だから、自分が歩くの遅いから悪いっていうのは考えなくてもよさそうね。
自転車についてのルールもあるらしいよ。
「自転車による所要時間は、道路距離を明示して、走行に通常要する時間を表示する」ってことみたい。
ロードバイクとかクロスバイクとか高いバイクじゃなくて、普通の自転車の場合、だいたい1分で250メートル進むんだって。だから、自転車で10分って書いてあったら、2.5キロぐらいの距離ってことだね。
こんな風に、ルールが決まってるから、友達との約束に遅刻しないように、自分の歩くスピードを測ってみるのもおもしろいかもね。