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先生
病気になった人をしっかり見てあげてって法律あるんだね。

お腹が痛くなったり、頭が痛くなったりすると病気が心配ですね。
とくに自分で病院に行けないほどの痛みやケガをしたら救急車で運ばれるので、すぐにお医者さんには見て欲しいですよね。
でも、様々な理由で救急車の受け入れ先が見つからないという場合もあるみたいです。

病院で体をすぐに見て貰わないと心配になって、気持ちが落ち込むこともしばしば。
お医者さんはすぐに患者をみる義務があるのでしょうか。

体のことは大切です。お医者さんは人の命にかかわる立派な仕事です。
そこで、法律はしっかりルールを決めています。

医師法(いしほう)という法律です。
「医師は、診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」というルールです。これを応召義務(おうしょうぎむ)といいます。
正当な事由とは、お医者さんが外出しているときや体調不良のときで、事実上診療が不可能な場合に限られるみたいで、これ以外の場合は、診療を拒否できないみたいです。
例えば、
1 治療費を支払わない人でも断ってはいけない
2 診療時間を過ぎている場合でも、急患を断ってはいけない。
3 専門外でも断ってはいけない
ようです。

ですので、ほとんどの場合、病院は受け入れを拒否してはいけないことになっています。
ただし、入院が必要な場合でベッドに空きがない場合や病人がいっぱいで直ぐにお医者さんが診断できない場合、病院が受け入れをしないことはあるようです。これは、診療を拒否しているというより、患者さんのことを思って別の病院の方が適切に治療を受け入れてもらえるよという意味だと思います。

このように病院は求められれば患者を断ることはできません。
でもだからと言って、病院にも病院の事情があるので、クレーマーみたいにならないようにしないといけないですね。

最後に豆知識です。
入院するときは1人部屋と何人かと一緒の相部屋の2通りがありますが、1人部屋の方が料金が高いです。でも、例えば、相部屋が空いていないというような病院側の都合で1人部屋になった場合、1人部屋の高い料金ではなく、相部屋と同じ料金しか支払わなくてもいいと国が決めています。病院も間違って1人部屋料金を請求することがあるので、注意しようね。

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