スマホで動画を見たり、音楽を聴いたりしていると直ぐに充電無くなりますね。
家の中なら充電しながら使えますが、外出中に充電が無くなることも多いです。
モバイルバッテリーを持っていればいいですが、バッテリーの充電も無くなっているとどうしもない。
でも、スマホが使えないと不安になりますね。
そこで、ついつい、自動販売機のコンセントを外して充電したり、多目的トイレのコンセントで充電したりする人がいるようです。
こんなことって許されるんでしょうか?
電気窃盗って何?
窃盗というのは、簡単にいうと、盗みですね。万引きと同じ意味です。
人の物を盗むと窃盗罪という犯罪になります。
ここで、電気って「物」なの?という疑問が出てきますが、刑法(けいほう)という法律で、「電気は財物とみなす」というルールが決まっていて、電気=物とされています。
そのため、電気を盗むことも窃盗罪になります。電気窃盗と呼ばれるものです。
どれぐらい悪い罪なの?
といっても、電気っていうのは値段も安いですし、そこまで悪くないんじゃない?と思うかもしれません。
しかし、お金や物を盗んだときと同じように10年以下の期間刑務所に行くか、50万円以下の罰金という厳しい処罰が決められています。
カフェでの充電もダメなの?
カフェの席に充電のためのコンセントがあるところもありますね。
ここで、窃盗というのは、持ち主の意思に反して、物(電気)を持ち去ることをいいます。
カフェの席にコンセントがある場合、お店の意思は「充電していいよ~、好きに充電してね」ということです。
ですので、カフェのコンセントで充電してもお店の意思に反しないので、窃盗にはなりません。
ただし、カフェの冷蔵庫や蛍光灯のために使っている電源コードを外して充電することは、お店の意思に反しているので、電気窃盗になる可能性があります。
また、トイレに籠ってトイレのコンセントを使って充電することも、カフェの意思に反するはずですので、電気窃盗になる可能性があります。
実際に捕まった人いるの?
実際は捕まらないんじゃないの?と思うかもしれませんが、実際に捕まった人もいるようです。
コインランドリーでパソコンの充電をしていた人が、コインランドリーの意思に反して勝手に充電をしたということで逮捕されたケースがあるようです。
コインランドリーは、洗濯するところ、充電を許可してないことが普通ですので、当然ですね。
さいごに
電気窃盗と言われないように、充電したいときは、「充電させてもらってもいいですか?」と声をかけることが大切です。
自分で勝手に判断して、ちょっとぐらいいいや、というのは通用しないのです。