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先生
いじめられた側の気持ちになってみよう。

いじめで登校拒否、自殺などニュースでもよく取り上げられています。
大人であれば、違う友達と遊んだり、いじめがある場所から逃げ出すこともできますが、
子どもたちは自分一人では学校を変えられず、同じ友達の集団とかかわり続けないといけませんので、逃げることは難しいです。
逃げる方法として、登校拒否や自殺を選んでしまうことになります。

そもそも「いじめ」とはどのようなものでしょうか。
学校における「いじめ」の定義を決めた法律があります。いじめ防止対策推進法(いじめぼうしたいさくすいしんほう)という法律です。

この法律では、いじめについて、学校に在籍する児童又は生徒に対して、当該児童や生徒と一定の人的関係にある他の児童や生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む)であって、当該行為の対象となった児童や生徒が心身の苦痛を感じているものをいうと定義されています。

そして、児童や生徒はいじめを行ってはいけない、といじめを禁止しています。

いじめの定義で重要なのは、いじめの対象になった生徒が心身の苦痛を感じているもの、という点です。
いじめをしている側が、「冗談じゃん」「ふざけてるだけだし」「いじってるだけでしょ」と思っていても、いじめられた側が、苦痛に思っていれば、それはいじめになるのです。

暴力だけではなく、悪口を言ったり、無視したり、集団からはぶることも、心理的な影響を与える行為ですので、いじめになります。
インターネットを通じて行われるものも対象ですので、SNSで悪口を書き込んだりすることもいじめになります。

もしかすると、いじめている側にも言いたい事があったり、いじめている理由があるのかもしれません。
ただ、よくよく考えてください。そんなことをして気分がいいですか?心から楽しいと思えていますか?
そうでないなら、いじめを止める勇気を持ちましょう。
軽い気持ちでやっていたことが、いじめになっていないかもう一度考えてみましょう。

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