ケーキビュッフェや友達との食べ放題！好きな物を好きなだけ食べられるのっていいですよね。
ちょっと背伸びして、有名なホテルでのケーキバイキングとか憧れます。
友達と行って、「絶対元取らなきゃ！」「ゆるゆるのスカートで準備万全！」って思っても、意外に食べられないことも。
そんなとき、ついつい家に持って帰りたいなーって思います。
持って帰っても許されるのでしょうか。
ビュッフェ・バイキング・食べ放題とは？
ビュッフェ、バイキング、食べ放題など呼び方はいろいろありますが、好きな物を好きなだけ食べていいという内容には変わりはないでしょう。お店によっては、「２時間１５００円」など、時間制限があるところもありますね。また、食べ残すと罰金というところもありますね。
お店でご飯を食べることも、法律的に見れば、「契約」となります。
どういう契約かは、お店が、どのようなビュッフェ、バイキング、食べ放題の内容にしているかで決まります。
時間制限があるなら守らないといけないですし、金額が決まっているならその金額を払わなければなりません。
他方で、時間が経っていないのに追い出されることは拒否できますし、勝手に金額をあげて請求されたら支払を拒否できます。
お持ち帰りはダメ？
お持ち帰りがいいかどうかは、契約の内容によります。
お店によっては、少しなら持って帰ってもいいというところもあります。
ですが、多くの店は、お持ち帰り禁止、その場で食べるなら食べ放題としています。
もし、お店のルールを守らず、お持ち帰りをしてしまうと、それは窃盗（せっとう）罪になります。窃盗と万引きは同じ意味です。盗みになってしまいます。
窃盗というのは、法律的に難しくいうと、人の意思に反して、物を持ち去ることをいいます。
「人の意思」というのはお店の考え、という意味です。
お持ち帰りを禁止している店で、お持ち帰りすることは、お店の意思に反して、ケーキを持ち去っているので、窃盗罪になるというわけです。
口の中ならセーフ
例えば、お弁当箱や箱を持って行って、そこにケーキをつめて持ち帰る場合、お店の意思に反しているはずですので、窃盗罪になるでしょう。
では、口の中にケーキを詰め込んで帰ることも、お持ち帰りとして、窃盗罪になるのでしょうか。
重要な点は、お店の意思に反しているかどうかです。
口の中には入れることができる量が限られていることや食べていることと区別がつきにくいことから、お店の意思としても、口の中に入れてのお持ち帰りはセーフでしょう。
お店のメニューなどに、「口の中に入れての持ち帰りは禁止」と書いてない限り、窃盗といわれることはないと思います。
どうすればいいの？
お店の「意思」、つまりルールがどのような内容になってるかは店員さんに確認すればすぐにわかります。
これって大丈夫かな？と思ったら、恥ずかしがらずに思い切って聞いてみましょう。
