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先生
コロナ陽性者急増で、東京、埼玉、千葉、神奈川からの要請もあって、「緊急事態宣言」が再び出されそうな気配ですね。今日は「緊急事態宣言」の内容について簡単に触れておきます。

「緊急事態宣言」とは、新型インフルエンザ対策特別措置法という法律に書いてある、首相ができる「宣言」です。
どんなときに「宣言」できるかっていうと、
①国民の生命や健康に著しく重大な被害を与える恐れがり、
②全国的かつ急速なまん延により国民生活と経済に甚大な影響を及ぼす恐れがあるときです。簡単に言うと、たくさんの日本国民がこのままじゃ身体壊しちゃって、放っておくと大ダメージになるよってときです。ちなみに、「東京都等の要請を受けて」と報道されていますが、「宣言」に自治体の要請が必要なわけではありません。

「宣言」がされると、都道府県知事が、様々な「要請」をできるようになります。不要不急の外出自粛や飲食店の休業要請、学校や福祉施設といった施設の使用制限の指示などです。「要請」って何かって言うと、簡単にいえば「お願い」です。強制的に!とか、命令だぞ!とかは言えません。ただただ、外出を控えてね、お店はできるだけしないでね、と「お願い」できるだけなんです。ただ、これだけです。強制力がないと言われるのはこういうところです。

ロックダウンとの違いはこのあたりにあります。日本にロックダウンをできる仕組み、法律はありません。次回は、「緊急事態宣言とロックダウン」の違いについて触れていきますね。

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