スターバックスコーヒーが好きって方は大勢いると思います。コーヒーが好きな人も、あの雰囲気が好きな人も、スタバファンは多いですね。
そんなスタバですが、日本だけでも店舗数は1000店舗を超えています。
フランチャイズ契約
こういう多店舗を展開するときに、よく使われるのがフランチャイズ契約です。フランチャイズ契約とは、本部(フランチャイザー)が加盟店(フランチャイジー)をつのって、フランチャイザーの商標、サービス・マーク及びトレード・ネームや経営ノウハウを使用して事業を行う権利を与える契約です。
少しややこしいですが、大手のコンビニチェーンを考えてみればわかりやすいです。コンビニの名前とかマークとかを使って、商品の仕入れとか経営ノウハウも本部から教えてもらって運営してますよね。これがフランチャイズ契約のイメージです。契約後は、加盟店(フランチャイジー)に店舗の運営はお任せといったイメージです。
スタバ≠フランチャイズ契約
スタバも多店舗展開していますが、実は日本の店舗の中でフランチャイズ契約をしている店舗はありません。その全てが、直営店なんです。
これは通常では考えられない戦略です。フランチャイズ契約にした方が、やりたい人集めて、加盟金やロイヤリティをとって、あとの運営は任せられるのですから、店舗拡大のスピードも早いですし、本部(フランチャイザー)の儲けも大きいのです。なのにスタバはそのスタイルをとらず、全店直営店というスタイルを選択しました。
スタバが直営店を選んだ理由
それはスタバが提供している店舗の雰囲気を壊したくなかったからといわれています。フランチャイズ契約では、各店舗ごと運営は任されますので、例えば利益優先にして店内をギュウギュウにしたり、接客もコーヒーをどんどん売りさばくスタイルに変更することも、加盟店(フランチャイジー)の判断でできてしまいます。それを阻止したかったから直営店スタイルを選んだようです。