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警察官が自転車に勝手に施錠?

自転車盗難を防ぐため、鍵をつけてない自転車に、警察官が勝手に鍵をかけて回る活動があるみたいです。「上山錠作戦」「自転車盗難防ぎ隊」「愛錠作戦」「キーつけっべ作戦」などなど、色んな警察署が実施してるようですね。
施錠された方はびっくりです。乗ろうと思ったら他人の鍵がかけられていて使えないわけですから。
ふと疑問に思いません?そもそも人の自転車に勝手に鍵をつけるのっていいの?って。警察だからいいの?って。
もちろん問題が起きないようにしっかりと計画してされていることです。

]その仕組みを順を追って説明していきますね。

他人の自転車に無断で鍵をつける行為の違法性

他人の自転車に、無断で鍵をつけて使用できなくする行為は、下手をすると違法行為となります。刑法上、器物損壊罪も成立しかねない重大な行為なんです。
器物損壊罪は、物が現実に壊されたって場合だけじゃなくて、その物の利用価値をなくす行為も含みます。つまり、自転車は乗ることに利用価値がありますので、鍵を勝手にかけられて開錠できないって状況になれば、それは立派な器物損壊です。

じゃあ、なんで警察ならOKなの?

じゃあ、警察にも器物損壊罪が成立するはずですよね?
人によっては警察は特別だから、公権力をもっているからいけるんだと考える人もいるかもしれません。
でもそんなことはありません。警察ももちろん法律を守って活動しています。
なぜ、今回の場合、警察に器物損壊罪が成立しないかというと、ダイヤル式のワイヤーで鍵をして、それに気づいた持ち主が電話で開錠番号をすぐに伝えてららえるシステムをしっかりと整えているからです。
自転車の持ち主は、鍵に気づいたら、そこに記載されている電話番号に電話して、すぐに開錠番号を教えてもらえる。このため、自転車の利用価値は損なわれず、器物損壊罪も成立しない、となるわけです。

 

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