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先生
会社の買収は一般的な意味とは少し違います。

映画でも、「あいつは買収した!」「ヤクの売人を買収して情報をつかんだ!」など「買収」という言葉がでてきます。
国語辞典で調べると、お金で買い取ること、という意味が出てきますね。
例えば、ヤクの売人にお金を渡して情報を買い取ることが「買収」になります。

では、会社を買収する!という意味も同じでしょうか?
会社の買収は、会社にお金を払って、会社を買い取るという意味ではありません。

会社の買収というのはお金を出して会社の株式を買い取るという意味です。
会社の株式は、必ずしも会社自身が持っているわけではなく、通常は、世の中の一般の人や別の会社が持っていることが多いです。なぜなら、会社は、株式を売るから、その代わり会社に投資してね!お金を払ってね!と言って、会社の運営資金を集めているからです。
会社を買収するときは、会社の株式を持っている人や別の会社に対して、株を売ってください!買います!と宣言して、株式を集めることになります。

株式を買い取ったら、なぜ会社を買い取ることになるのでしょうか?
それは、株式を持っていると会社の経営を自由に決められるからです。
例えば、多くの株式を持っている人は、社長を自由に決めることができますし、社長の給料も自由に決めることができます。例えば、自分が社長になって、自分の報酬を1億円にすることもできてしまうのです。
だから、株式を買い取って自分が一番多く株式を持つことになることを「会社を買収する」というのです。

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