冷蔵庫から出すの忘れてて賞味期限切れちゃった、とかちょっとぐらい賞味期限切れてても食べても大丈夫だよね?など「賞味期限」って言葉ときどき使いますよね。
他方、ホテルが消費期限切れのパンを出してたことで、ニュースになって謝罪会見まで行われました。こちらは、「賞味期限」ではなく、「消費期限」です。
似ている言葉ですが、「賞味期限」と「消費期限」では全く意味が違います。
賞味期限と消費期限は、食品表示法、食品表示基準という法律によって、食品を売る時に表示しなければならない表示として定められています。
基本的に、法律では、賞味期限か消費期限のどちらかを記載すればいいとしてます。値段やバーコードが書かれてるシールに書かれてることも多いですね。
さて、肝心の賞味期限、消費期限の意味も法律で決められています。
消費期限とは
「定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日」のことです。
賞味期限とは
「定められた方法により保存した場合において、期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日」のことで、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるもの」のことです。
2つの違いは、期限を超えると危険な状態になるのか美味しいための条件が1つでも無くなってる状態に過ぎないかです。
さすがに危険な食べ物は食べたくないですが、美味しいための条件が1つぐらい無くなってても全然大丈夫ですね!しかも、賞味期限を過ぎても品質を保っていることもあるんだって。
「消費期限」は守らないと危ないけど、「賞味期限」は少し過ぎてても美味しさが減ってるだけなので安全みたい。
ママはよく「賞味期限切れててもちょっとぐらいなら大丈夫!」って言うけど、やっぱりママが言ってることは正しかったみたい。
みんなも、賞「味」期限なのか消「費」期限なのかちゃんと確かめて体調悪くしないようにしつつ、無意味に食品ロスしないようにしていこうね。